どれだけ考えてみても、今度の極端な『原油価格の引き上げ』で特をする人間が浮かびません。
『原油』を世界で大量に持ち、販売している国はイスラム方面ですよね。
たとえば「原油が残り僅かになってきたから値上げをしよう」
でも高すぎる価格だと、余計に原油が売れなくなってしまいますよね?
結果、損をします。
もちろん現代の世界の工業であり経済は『原油』に依存してます。
『原油価格』のさじ加減をひとつ間違えたら、世界的に経済が冷え込みます。
あらゆる物の『原材料』であり『燃料』である『原油』を買い控えせざるを得なくなります。
世界的に『製産力』が落ち込みます。
結果として、当然『世界的な経済の冷え込み』を招きますよね。
つまり『原油が極端に高い』→『世界的に経済が冷え込む』→『ますます高い原油が買えない』→『更に世界掲経済が冷え込む』→『原油はますます売れなくなる』→『更に原油価格を引き上げるしかない(更なる原油価格の高騰)』→『極端に世界経済が冷え込む』
この『悪循環』に陥るのは目に見えています。
実に簡単な話です。
この『悪循環』の結果『世界経済の破綻』が心配されます。
当然、世界各国は団結して『原油販売を生業(なりわい)』としている諸国家に『原油価格を適正ではない!』といった申し立てをするでしょう。
それが今、現在の世界的な動向ですよね。
私はイスラム方面の『原油』によって『生計』を立てている国々が、どれだけ『自立』しているのかを知りません。
たとえば、エアコンなどは製産しているのでしょうか?
自動車などは製産しているのでしょうか?
衣類などはどうしているのでしょう?
食料はどうやってまかなっているのでしょう?
建造物はどうするのでしょう?
そうしたことができないで『原油』を売るだけで、大金を手にしておられるのでしょうか?
もしも、そうであれば『世界経済の冷え込み』であり『破綻』は、結果的に『原油販売』だけで生計を立てている国家を直撃しますよね。
いくらお金があっても、山で遭難したら、お金は紙くずです。
こんな簡単なことが解らない筈が無いと考えてしまうわけです。
誰も特をしない『極端な原油価格の引き上げ』
ほんとうに首をかしげてしまいます。
アメリカは世界でも『原油』を大量に必要とし、使用する国です。
そのアメリカが『原油』欲しさに、ついに『強盗行為』を行いました。
フランスや、ドイツも目をつけていた油田を、武力で奪いに行きました。
『イラクに対する戦闘行為』です。
表向きは『彼らは大量殺戮兵器を製造している!』でしたよね。
でも、そんなもの、全く無かったし、今、現在も見つかってはいません。
戦闘行為の途中で「実はこれは対テロリズムの正義の戦争なんだ!」なんて、話をすり替えてしまいましたよね。
メチャクチャですね。
そういった『油田強盗』の為の戦闘行為に、フランス、ドイツ、イギリス、そして日本までが『後方支援』といった形で参戦し、当時の日本の首相であった小泉氏は
「日本は、このアメリカの戦争に賛同し全面的に支援するものです!」
と発表なさいましたね。
ところが、当のアメリカが、イラクという国を一方的に滅茶滅茶にしただけで、結局、何も得られなかった。
戦争(強盗)行為をふっかけた責任者であるブッシュ大統領は、世界に対して『イラク攻撃』に関する、謝罪会見をおこないましたね。
前代未聞のことです。
しかし、日本は全く『謝罪』をしていませんね。
今でも日本は、あのデタラメな戦争行為を『正当なものである』と発表したままほったらかしです。
さて、文章が長くなりましたが、
『誰にもメリットの無い原油価格の引き上げ』
私が唯一考えてしまうのは、世界に対する『報復』ではないのかな?ってことなんです。
平たく言えば『仕返し』ですね。
もしもそうであるなら、特にアメリカには痛烈なダメージを与えているでしょう。
石油依存度が異常に高い。
更に現在のアメリカ経済は風前の灯火(ふうぜんのともしび)です。
これ、マズイですね。
ブッシュからオバマ氏に変わって。オバマ氏の最初のアメリカ大統領としての最初の仕事が、戦闘行為になる可能性が実に高い。
私は個人的にこのように感じてしまうのです。
さて、世界諸国の言うことを聞いて、原油価格を極端に高騰させている方々が、スムースに価格を下げるでしょうか?
もしも『捨て身の報復措置(仕返し)』ならば、簡単には行かないでしょうね。
世界の法律で定められています。
『国家間の交渉がもつれた場合に、戦闘行為によって交渉を行う』
これが戦争です。
もし、オバマ氏の最初の仕事が戦争であれば、当然日本も参戦することになりますね。
残念な話です。
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